戦研セミナー『介護離職対策で考える経営戦略』
本日戦研セミナーを開催しました。
日 程: 2024/11/5 19:00~20:30
場 所: 港区海岸1-4-22 SNビル9F イベントスペース(浜松町駅すぐ)+Zoomオンライン
タイトル: 介護離職対策で考える経営戦略セミナー
講 師: 日本顧問介護士協会 専務理事 西山猛司氏
講演内容
2025年問題、深刻化する介護問題についてわかりやすく解説し、その当事者や企業経営の手助けとなる指針についてご講演いただきました。西山先生も20年以上の介護生活をしておられます。
2025年問題とは、団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となることに伴い、65歳以上の高齢者が人口の約3割を占める超高齢社会が到来することを指します。75歳というのは統計的に一気に要介護者が増える事を示します。
これにより、ヤングケアラーといわれる働きながら介護をする人が300万以上となり、それにより失われる経済損失は9兆円以上。中小企業でも要の人材が業務現場から離れると死活問題です。いよいよ国が動き出し、企業に対して介護対応に関する整備を義務化するのが2025年問題の背景となります。
■他人事ではない介護
ピンピンコロリで亡くなる人は、実際は1割未満です。つまりほぼ全てのワーカーが仕事と介護の両立をしなければならない状態になります。にもかかわらず、事前に介護の準備をする人は少なく、ほとんどの方が介護の知識がないまま介護生活に突入します。しかし、事前の知識や準備があれば、金銭的、ストレス、働き方、働かせ方の負担についてぐっと軽減することができます。
■介護生活の実態
何はともあれ一番に駆け込む先は、住民票のある「地域包括支援センター」であることや、在宅介護や施設介護の実態、金銭面の負担の話、ケアマネジャーの話、相続の話などなど、多くの経験から知りえた貴重な情報についても教えていただきました。
■中小企業の顧問先として
日本顧問介護士協会は、中小企業を中心に介護離職問題や従業員の介護問題を手助けするサポートを行っておられます。とにかく介護者に寄り添うコンシェルジュサービスが強みで、顧問料も非常にリーズナブルです。2025年問題に備えることを検討しましょう!
一般社団法人日本顧問介護士協会
その後の質疑応答や談義の中でも、介護や健康に関する有益な裏知識についてたくさん教えていただきました。西山先生どうもありがとうございました!
戦研の活動
中小企業戦略研究所では、中小企業診断士をはじめとした士業会員で次のような活動をしています。
・実務従事ポイントの獲得 ▸こちらを参照
・スキルアップ研究/会員交流
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