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中小企業戦略研究所の定例セミナーの模様などを発信しています。

2024年01月27日

戦研イベント新年の集い(in六本木)

日  程: 2024/1/26 (19:00~23:00)
場  所: 六本木パーティールーム
テ ー マ: 賀詞交歓会+基調講演

オフラインで新年の集い!!

 

超スペシャルゲストに講演していただきました

数々のバイアウトインベストメント(会社を買い取って経営改善して企業価値を高めて売却)を行われてきたアント・キャピタル・パートナーズ㈱代表の飯沼さんをお招きして基調講演していただきました。

投資ファンドというと”ハゲタカ”や“金融資本家”のようなあまりよくないイメージもありますが、種類はたくさんあります。公開株を扱うヘッジファンド、アクティビスト。非公開株を扱うベンチャーキャピタル、バイアウト、ディストレス。
アント・キャピタルはバイアウトファンドに属し、”気骨のハンズオン”がキャッチコピー。つまり現場で手を動かし蟻のように働くすごい企業です。ファンドが求められる収益率(IRR)は8%とのこと。これ以上のリターンを生み出さないといけません。債券やインデックス投資では到底達成不可能です。本当の企業価値の向上に貢献する企業でなければなりません。

過去に数々のエグジットされた会社は、

麦の穂ホールディングス(ビアードパパ新商品戦略)▸永谷園にバイアウト
CAA(全社員を巻き込む経営改善)▸トヨタにバイアウト
ヴァージン・シネマズ(予約システム・キャラメルポップコーン戦略) ▸ ㈱東宝にバイアウト

等々。我々に身近な会社のサービスもアント・キャピタルの経営改善により生み出されたものでした。(すごい)

 

企業再生の手法

経営改善のポイントはシンプル
1.現状把握 2.考える 3.実行する

・KPI(重要指標)を含めたった1ページで目標。戦略、状況を管理。
・従業員の雇用は維持して、従業員自らの心に火をつけること。
・3年後になりたい姿から逆算して「自ら答えを考えてもらう事」。
・北京の蝶々(バタフライエフェクト)のように全社に広がっていく。
・BSは重視せず、EBITDAを最重要視。

※EBITDA(Earnings Before Interest, Tax, Depreciation, and Amortization)は営業利益+減価償却費。企業が本当にキャッシュを稼ぐ力です。経常利益ではなく支払利息払い前の利益でみるのは債務も含めて資本コストとしてIRRで収益力を計算するからだと思われます。

企業価値+負債=EBITDA×7~15倍 で売買金額は決まる様です。

規模は違えど、中小企業の経営支援にももちろん活用できそうです。
大胆な夢のある話で自信と活力をいただきました!飯沼先生ありがとうございます!

 

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